2013年10月30日水曜日

花⑥シクロン

 
鮮やかな黄色に紫の筋の入った花、シクロン。
この花は ヒヨスとして知られるが、
ヒヨスチアミンという毒性の強いアルカロイドを含む。
 
日本には自生していないが、
治療薬として用いられることもあり、
薬草園などで栽培されている。
 
「シクロン」は地名として聖書の中にしるされてるが、
ヒヨスが多く自生したのでこの名があると考えられている。
 

 
「エクロンの北斜面を進み、シクロンを折れ、
バアラ山を過ぎ、ヤブネエルを経て、海に達する。 」
(ヨシュア15:11)


2013年10月25日金曜日

花⑤おしゃべり

野原に咲くかわいらしい花。
細かいいくつもの花が集まり
まるで線香花火のような様子。

この花はカシュケシャニートという
すてきな名前の持ち主。
日本語にすると「おしゃべり女」

そう言われると、軽快な話し声が聞こえてきそうです。

聖書の旧約外典には
おしゃべりな女に関してなかなか
手厳しい記述が…


「声高でおしゃべりな女は、
戦場で鳴り響く進軍ラッパのようであり、
このような女を妻にする男はだれでも、
戦争の混乱の中で
生涯を送るようなものだ。」
(シラ書26:27)

2013年10月20日日曜日

花④あざみ

 
渇いた地に降るわずかな雨で
たくましく生え出る草花。
 
とげのついた鋭そうな葉に
印象的なピンク色の花。
 
聖書の中ではあまり良いイメージで
表現されていませんが、
古くから目にとまってきた
植物ということがわかります。

 
「その城郭は茨が覆い
その砦にはいらくさとあざみが生え
山犬が住み
駝鳥の宿るところとなる。
(イザヤ24:13)」


 

2013年10月15日火曜日

花③サボテン

 
サボテン。花ではなく“実”ですが・・・
 熟した実は、
とげがありごつごつした外見からは想像できない
中身は美味しい魅力的なフルーツです。

サボテンはヘブライ語で"サブラ”
そして、イスラエルで生まれたユダヤ人のことを“サブラ”と言われます。

外見は棘だらけで、痛いし醜いけれども、中身は甘くて魅力的。
また、乾いた大地に根を下ろし、
どんな環境でも生きていく、その姿から、
生まれ育った故郷から何があっても離れない
決意の象徴ともされているそうです。


「主は塩のように霜を地上にまかれる。
それは凍って、鋭いとげのある花のようになる。」


2013年10月10日木曜日

花②アロエ

 
通りや庭先で見かけるアロエ。
気候の影響もあるのか、
しっかりと成長し、
葉肉の部分も立派です。
きれいに花を咲かせているものもありました。
 

聖書の中にも記述があり、
古くから親しまれているようです。

「それは広がる谷
大河の岸の園のようだ。
それは主が植えられたアロエの木のよう
水のほとりの杉のようだ。 」
(民数記24:6)

「あなたの衣はすべて
ミルラ、アロエ、シナモンの香りを放ち
象牙の宮殿に響く弦の調べはあなたを祝う。」
(詩編45:8)

2013年10月5日土曜日

花①さふらん

 
聖地イスラエルは新年を迎え、
秋の雨が降り始めると
美しい花の季節に入ります。
まず可憐な花を見せるのが
さふらん。
 岩場から、
茶色く枯れた大地から、
次々と姿を現します。


「荒野と、かわいた地とは楽しみ、
さばくは喜びて花咲き、
さふらんのように、
さかんに花咲き、
かつ喜び楽しみ、かつ歌う。
(イザヤ35:1-2)」